FRB議長、米国株と物価の関係見落とす-さほど割高感ない

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議 長は先週、株式市場のバリュエーション(株価評価)が「かなり高い」 と言及したが、インフレ調整後でみると株価は議長が示唆するほど割高 ではない。S&PキャピタルIQの米国株ストラテジスト、サム・スト ーバル氏が指摘した。

添付のチャートは米労働省が集計する消費者物価指数(CPI)上 昇率を5つに区分けし、それぞれの物価区分について1948年以降のS& P500種株価指数の株価収益率(PER)の平均を示した。このチャー トはストーバル氏が11日付のリポートで引用した四半期ごとのデータに 基づくもので、収益は一般会計原則(GAAP)ベース。

先週末時点で、S&P500種株価指数のGAAPベースのPER は21.3倍だった。これは、前年比上昇率1.5%未満の物価区分のPER 平均(22.5倍)を下回る。3月のCPIは前年同月比0.1%低下だっ た。

ストーバル氏はリポートで「インフレを考慮すると、PERにそれ ほど割高感はない」と説明した。

原題:Yellen Misses Inflation Link in Calling U.S. Stocks ‘Quite High’(抜粋)