自爆テロとゲリラ戦に逆戻りか-ボコ・ハラム、支配地域縮小

ナイジェリア軍がイスラム過激派武装集団ボ コ・ハラムから支配地域を奪還しつつあるのを受け、ボコ・ハラムの戦 略が自爆テロとゲリラ戦に逆戻りする可能性があるとの見方を、元人質 やアナリストらが示している。

チャドとニジェールの支援を受けたナイジェリア軍が4月初め以 降、ボコ・ハラムによって拉致されていた数百人を解放。ボコ・ハラム の戦闘員らを殺害し、武器を押収した。この軍事作戦によりボコ・ハラ ムは弱体化している。ボコ・ハラムの支配地域は一時、ベルギーの面積 に匹敵していた。

主婦のファルマタ・カラさん(31)は北東部の町ドロンバガでボ コ・ハラムによって拉致され、8カ月間にわたって人質となっていた。 カラさんによれば、女性と12歳以上の子供たちが自爆テロの訓練を受け ていた。

「彼らはチャド湖周辺とさらに広範囲にわたる地域で激しい自爆テ ロを計画している」。カラさんは、4月に逃げ込んだ北東部ボルノ州の 州都マイドゥグリからの電話インタビューでそう語る。

この地域の安定強化への鍵は、貧困と失業を減らすことだ。これら がボコ・ハラムの勢力拡大につながった可能性がある。アフリカ最多の 人口を擁するナイジェリアで、北東部は唯一貧困が悪化している地域 だ。世界銀行の昨年の発表によれば、この地域の人口の半数以上が1日 約1.40ドル(約170円)で生活している。

ナイジェリア政府支出の約70%を賄う原油の価格が下落しているた め、29日に就任するブハリ次期大統領にとって支出を増やすのは容易で はないと予想される。原油価格は過去1年間に約40%下落。ナイジェリ アの通貨ナイラはドルに対し、ここ半年間に16%下げている。

原題:Boko Haram to Use Guerrilla Tactics After Losing Nigerian Land(抜粋)

--取材協力:Mustapha Muhammad.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE