中国株の謎の時間帯、日本時間午後2時20分-突如急落する相場

中国株式市場には最も危険な時間帯がある。 世界で最も活気づいている相場が、この時間になると突然急落する。

その時間帯は現地時間午後1時20分-2時20分(日本時間同2時20 分-3時20分)。上海総合指数は過去30営業日で計545ポイント (15%)上昇しており、その分この下げが際立つ。

午後1時20分-2時20分の時間帯だけで同指数は計359ポイント下 落した。過去30営業日のうち、同時間帯に相場が下落したのは19日。上 海証券取引所の取引開始時間からの毎1時間ごとに調べると、この時間 帯に下げる確率が最も高い。

背景には何があるのか。交銀国際の洪灝ストラテジスト(香港在 勤)は、中国の大手機関投資家がその時間帯を選んで売り注文を出して いる可能性を指摘する。上海株がこの1年で109%高と急上昇したこと に応じて、機関投資家はポートフォリオの配分調整を徐々に行っている と説明する。

中国の証券会社である申万宏源集団のディレクター、ウィリアム・ ウォン氏は別の説を唱える。海外投資家がポジションを縮小している可 能性があるとの見方だ。この時間帯には欧州の運用担当者が朝を迎えて 目覚め始める。注文は上海時間の遅くに執行される。

もちろん、こうした下落パターンは自動的に修正されることが多 い。下げを買いの機会と捉える投資家が多数いるからだ。

香港に本社を置く投資助言会社、瑞東集団(リオリエント・グルー プ)のエグゼクティブ・マネジング・ディレクター、ブレット・マクゴ ネガル氏は「市場参加者は間違いなくそれに目を向けている。わずかな 兆候があれば、その背後でもっとずっと多くのことが起きる。コンピュ ーターが非常に迅速にそれを処理する」と述べた。

どのようなパターンが存在しようと、特定の時間帯における相場急 落傾向は中国株のボラティリティ(変動性)の高まりを示す新たな例 だ。

原題:At 1:20 P.M., China’s Great Stock Rally Mysteriously Falls Apart(抜粋)

--取材協力:Zhang Shidong、Amy Li.

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