NY外為:ユーロが3日続落、ギリシャ協議合意はまだ見えず

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11日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ が3営業日続落。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)がギリシャ支 援で合意するのはまだ先との見方から、売りが続いた。

ユーログループ議長のデイセルブルム・オランダ財務相は「進展は 加速している」と評価したものの、当局者らは融資実行にはギリシャに よる一段の作業が必要との見解を示唆した。ユーロは先週、域内の国債 利回り急上昇を背景に需要が強まり、2カ月半ぶりの高値を付けてい た。

アスペン・トレーディング・グループ(オレゴン州ベンド)の為替 トレーディング・リサーチ責任者、デーブ・フロイド氏は「ギリシャは ユーロ安の底流の一部だ。ユーロは数週間続いた上昇局面の後、先週に 天井を付けた。今後数日に対ドルで1.10ドル以下に下げるとみている」 と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前営業日 比0.4%下げて1ユーロ=1.1155ドル。

円は主要16通貨の大半に対して上昇。米国株と原油相場が下落した ため、逃避需要が強まった。円は対ユーロで0.2%高の1ユーロ=133 円96銭、対ドルでは0.3%安の1ドル=120円11銭。

ユーロ圏の財務相らは救済プログラムの条件達成に向けたギリシャ の進展を歓迎すると同時に、融資実行前に一段の作業を求めると、当局 者2人が明らかにした。

「時間が今少し必要」

デイセルブルム財務相は「幾つかの重要な点が徹底的に協議され た。ただ、包括的合意に達するために残る隔たりを埋める時間が今少し 必要だ」と語った。

ギリシャは12日が期限の国際通貨基金(IMF)への約7億5000万 ユーロ(約1000億円)の返済を履行する。ギリシャのバルファキス財務 相は支援プログラムの最終分の融資を獲得するために必要な譲歩の用意 があると債権国側を説得した。「流動性の問題はひどく差し迫ってい る」と述べた。

BNPパリバの通貨ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏 (ニューヨーク在勤)は「ファンダメンタルズに再び注目が集まってお り、そこにはユーロが強くなる理由はない」と指摘した。

ブルームバーグ相関加重指数によれば、ユーロは過去3カ月2.8% 安と、調査対象となっている先進10カ国通貨の中で最もパフォーマンス が悪い。年初来では主要16通貨のうち14通貨に対して下げている。

原題:Euro Falls 3rd Day as Greek Financial-Aid Deal Remains Elusive(抜粋)

--取材協力:Naoto Hosoda、Kevin Buckland、Netty Ismail、Anooja Debnath、Lananh Nguyen.

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