格差がここにも-最重要のデータ、ヘッジファンドが先に入手

米株式市場の取引ペースは光の速さに近づい ている。それなのに、最新データの入手に2週間もかかる最重要の情報 が一つある。

それは「空売り残高」だ。これは、ある銘柄の値下がりを見込むポ ジションがどの程度積み上がっているかの情報で、相場の先行きを読む 上で最良の指標と言ってほぼ間違いないと示唆する研究も出ているほ ど。ところが、取引所が発表する公式の数字は大概古い。

空売りの情報は非常に重要なので、大手ヘッジファンドは最新の見 積もりをブローカーから得たり金を払って手に入れたりしている。これ に対し、市場を動かす情報を遅れて入手する他の投資家は目をつぶって 飛行しているようなもので、大損を被りかねない。

「空売り筋の標的になっている銘柄を保有している場合、株価の変 動は非常に大きく2週間前のデータなど意味がない」と指摘するのはヘ ッジファンド、マグラン・キャピタルのデービッド・タウィル創業者 だ。

強力なコンピューターと情報入手能力が物を言う市場環境の中で、 持てる者と持たざる者の格差がここにも生じている。

原題:The Short-Seller Edge That Hedge Funds Get From Crucial Time Lag(抜粋)

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