ギリシャ、救済協議が進展-流動性はひどく緊急の問題と財務相

ギリシャの救済をめぐる債権者側との交渉は 進展した。ギリシャは財政緊縮措置の実施に真剣に取り組む意向をドイ ツ主導の債権者側にひとまず納得させた。

約3週間前の前回の会合は物別れに終わったが、ギリシャのバルフ ァキス財務相は支援プログラムの最終分の融資を獲得するために必要な 譲歩の用意があると債権国側を説得した。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のデイセルブルム・オ ランダ財務相は11日、ブリュッセルでの会合後に記者団に対し、「満足 はしていないがより楽観的になった。協議と交渉のあり方は改善した」 と語った。

欧州中央銀行(ECB)によるギリシャの銀行向け流動性支援の再 検討を13日に控えて、ギリシャにも債権者側にも合意を促す圧力は増し ている。一部のECB当局者がギリシャの銀行向け支援の条件厳格化を 主張しているものの、今週の決定の可能性は後退したと欧州の当局者2 人が述べた。

ギリシャは12日が期限の国際通貨基金(IMF)への約7億5000万 ユーロ(約1000億円)の返済も履行する。支払い指示を11日に出したと ギリシャ当局者2人が明らかにした。IMFへの支払いやECBへの返 済など、ギリシャは今後も返済に追われる。

「流動性の問題はひどく差し迫っている。今後2、3週間の問題 だ」とバルファキス財務相は述べた。

デイセルブルム議長はギリシャが受け取りを期待している72億ユー ロについて、ギリシャ議会が経済改革法案を可決するのに伴い分割払い をすることも可能だと述べた。「時間と流動性の制限がある。時間切れ になったり資金が枯渇する前に合意に至ると期待している」と同議長は 語った。

ギリシャのチプラス首相は先月、債権者側との合意に国民の支持を 取り付けるための国民投票や総選挙の案にも言及したが、バルファキス 財務相は、現時点ではそのような動きは「視野に入っていない」と言明 した。

原題:Greece Dodges Economic Bullet With Progress Toward Aid Pact (2)(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin、Jonathan Stearns、Stephanie Bodoni、Ian Wishart、Rebecca Christie、Alessandro Speciale、Corina Ruhe、Karl Stagno Navarra.