債券市場の「かんしゃく」に落ち着き-米中に経済面で逆風

債券市場の「かんしゃく」が落ち着きつつあ る。

米バンク・オブ・アメリカ(BOA)の指数によれば、国債市場は この2週間の大半で売りが続いてきたが、ここにきて持ち直し始めてい る。米国や中国、ドイツの経済成長にまだら模様の兆しが見られ、逃避 先として債券の需要が戻りつつある。

最悪期が過ぎた証拠として、米10年国債利回りは11日に2.14%と、 エコノミストが年央時点として予想していた水準に接近してきた。ブル ームバーグ調査によれば、同国債利回りは6月末までに2.08%になると 見込まれている。

SMBC日興証券の嶋津洋樹シニア債券エコノミストは「経済面で 逆風が吹いており、それが債券を買う理由だ」と指摘。「市場はさらに もっと安定してくるだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、日本時間11日午後 0時14分現在、米10年国債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下している。

BOAメリルリンチのグローバル・ソブリン・ブロード・マーケッ ト・プラス指数では、債券はここ1カ月で1.6%下げており、2013年の いわゆる「テーパー・タントラム」の記憶を呼び覚ます形となってい た。

原題:Bond Market Tantrum Cools as Headwinds Emerge From U.S. to China(抜粋)