米石油ブーム、再開の兆し-一部のシェール層でリグが再稼働

石油ブームはやはり終わっていないようだ。

米油田サービス請負会社ベーカー・ヒューズの8日の発表によれ ば、ノースダコタ州バッケンシェール層にあるウィリストン盆地で5カ 月ぶりにリグ(掘削装置)1基が、その後米最大規模の産油地帯である パーミアン盆地でも1基がそれぞれ稼働を再開した。

米国の石油掘削低迷は過去最悪で最も長期にわたっていたが、 EOGリソーシズやパイオニア・ナチュラル・リソーシズなどのシェー ル層開発各社は掘削を再び増やす準備を進めている。原油価格が昨年後 半に49%下落したことを受け、米国では昨年10月以降、リグ稼働数 が50%余り落ち込んでいる。原油先物は8日終了週に1バレル=60ドル を上回ったが、リグの稼働再開により不安定な価格上昇局面は終了する 可能性がある。

BNPパリバの商品市場戦略責任者、ハリー・チリンギリアン氏は 電話インタビューで、「抑制されていた多くの供給が再び市場に流入し つつある。一部企業が掘削を再開しているだけではなく、未完成の井戸 が4000本余りある」と指摘。「そして、市場は50ドル台半ばに容易に下 落するかもしれない状況だ」と述べた。

一部の油田ではリグの稼働が再開しつつあるが、全米のリグ稼働数 は引き続き落ち込んでおり、8日終了週には11基減って4年ぶりの低水 準となった。

原題:America’s Oil Boom Is Sputtering Back to Life One Rig at a Time(抜粋)

--取材協力:Bradley Olson、Robert Tuttle、Joe Carroll、Dan Murtaugh.