シャープ株が一時ストップ安-優先株の発行や減資を検討

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シャープ株は11日、一時、値幅制限いっぱい のストップ安を付けた。同社は優先株式の発行や減資を含めたさまざま な資本政策を検討していると明らかにした。

シャープ株は前週末比31%安の178円とストップ安で寄り付いた 後、同26%安の190円で取引を終了した。関係者の1人によると、シャ ープは1200億円以上ある資本金を1億円に減らす予定で、これで累積赤 字を処理する。減資後も東証1部にとどまる。同社は14日に発表予定の 新中期経営計画で資本政策を公表する予定だ。

関係者の話では、前期(2015年3月期)のシャープの最終赤字 は2000億円を超えたもよう。また別の複数の関係者によると、資本増強 策としてシャープの主力取引銀行であるみずほ銀行と三菱東京UFJ銀 行が先月、約2000億円の債務を株式化する支援策に応じる方針を固め た。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、減資は「累損を処理し て配当できる状態にすることが一番の目的」とした上で、「株価が下が るのはそれと同時に優先株が発行され、希薄化が起きる」ことを既存株 主が懸念したためだと述べた。

日本経済新聞は9日付の朝刊で先に減資について報じていた。資本 金を1億円以下にすると「中小企業」と見なされ、法人税への軽減税率 の適用など税制上の優遇措置も受けられると伝えている。

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