欧州債:軒並み上昇、世界的な債券安一服-米雇用統計も支え

8日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が 軒並み上昇した。今週はドイツ債のボラティリティ(変動率)が約3年 ぶり高水準に達したりイタリアとスペインの10年債利回りが年初来で初 めて2%を超えるなど乱高下したが、その後は買いが優勢となった。

ドイツ債は9営業日ぶりに上昇。この日発表された4月の米雇用統 計で雇用者数の増加幅がアナリスト予想を下回ったことが手掛かりとな った。高利回りを求める投資家の資金はイタリア債やスペイン債に向か った。ストラテジストらは今週の相場乱高下について、市場に流通する 国債の減少につながる欧州中央銀行(ECB)の購入プログラムも一因 だと指摘している。

インベステック・アセット・マネジメント(ロンドン)の債券部門 責任者ジョン・ストップフォード氏は、「センチメントが変わって過密 状態の市場でロング(買い持ち)ポジションの解消が起きたボラティリ ティの高い1週間だった」と指摘。「ファンダメンタルズからすれば、 ECBの量的緩和があるので利回りはここから低下する余地があるはず だが、ポジション解消はもうしばらく続くかもしれない」と語った。

ロンドン時間午後5時18分現在、ドイツ10年債利回りは前日比4ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.55%。同国債(表面 利率0.5%、2025年2月償還)価格は0.405上げて99.56。週間ベースで は3週続落。7日には0.78%と、昨年12月8日以来の高水準を付けた。 前週末比では17bp上昇。

イタリア10年債利回りは前日比9bp低下の1.68%。今週は18bp 上昇。同年限のスペイン国債利回りはこの日7bp下げ1.68%。前週末 比では21bp上げた。

原題:Euro-Region Bonds Rebound After U.S. Jobs Report Helps Stem Rout(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE