欧州株:大幅上昇、米雇用改善で-保守党勝利の英国株も高い

8日の欧州株式相場は年初来最大の上げとな った。英総選挙でキャメロン首相の保守党が接戦予想に反して大勝した ほか、米雇用統計の内容も好感された。

指標のストックス欧州600指数は前日比2.9%高の400.16で終了。週 間ベースでは1.4%高となった。この日発表された4月の米失業率 が2008年5月以来の低水準となり、非農業部門雇用者数は3月を上回る 伸びとなった。

英国の指標であるFTSE100指数は前日付けた1カ月ぶり安値か ら反発し、2.3%高で終了。保守党は下院(650議席)で単独過半数を確 保し、自由民主党との連立を解消して単独政権を樹立することが可能に なった。

CMCマーケッツ(ロンドン)の市場アナリスト、ジャスパー・ロ ーラー氏は「保守党の勝利は織り込まれていなかった」とし、「いい意 味での驚きだったことから、値動きが大きくなった。市場は不透明感を 好まない。宙ぶらりん議会となれば不透明感が出ただろうが、単独過半 数を取ったようだ」と語った。

この日の西欧市場ではドイツのDAX指数とスイスのSMI指数が 大きく上げ、2.7%と2.5%それぞれ上昇した。

英国株ではロイズ・バンキング・グループとロイヤル・バンク・オ ブ・スコットランド・グループ(RBS)など銀行株の上げが目立っ た。公益事業を手掛けるセントリカとSSEも買われた。銀行への増税 や電力・ガス値上げ阻止を公約に掲げていた労働党の大敗が手掛かり。

原題:Europe Stocks Jump Most in 2015 on U.K. Election, U.S. Jobs Data(抜粋)