ギリシャ首相、債権者側は政治決断を-資金の切れ目が交渉期限

ギリシャのチプラス首相は救済融資の実行を 妨げる技術的な障害はもはや同国側にないとして、債権者側の政治的意 志の問題だと言明した。

同首相は8日議会で、「政府は債権者側と誠実かつ相互の利益にな る合意に達するために可能なことは全てやったと証明済みだ。合意を妨 げる技術的障害はもはやない。単に政治的意志の問題だ」と語った。

11日にブリュッセルで会合を開くユーロ圏の財務相らは、交渉が幾 らか進展したことを示唆しているが、同日の融資承認にまでは至らない とみている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のデイセルブ ルム・オランダ財務相は、ギリシャの資金枯渇が迫れば交渉が加速する だろうとの見通しを示した。

同議長は7日にフランス紙ルモンドとのインタビューで、「政治的 には期限は一つ。延長された救済プログラムが終了する6月末だ」とし た上で、「しかしギリシャの流動性問題がひどく深刻になれば、別の締 め切りが発生し得る。そこに至ることを避けるのがわれわれの共通の利 益だ」と語った。

欧州中央銀行(ECB)は、11日の会合で交渉に進展がない場合 や、来週の国際通貨基金(IMF)への約7億4500万ユーロ(約1000億 円)相当の支払いをギリシャが履行しない場合、ギリシャの銀行向け流 動性支援を制限する可能性がある。

チプラス首相は8日議会で「ハッピーエンドは近いと期待してい る。困難に直面するだろうが、国民に支えられ合意にこぎ着けるつもり だ」と語った。

原題:Tsipras Calls on Creditors to Show Political Courage Over Greece(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson.