タカタ:リコール問題、将来契約に影響も-今期は黒字転換へ

エアバッグの不具合による搭載車両のリコー ル問題に直面するタカタは、この問題で今後の事業に影響が及ぶ恐れが あるとの見通しを示した。同社は今期(2016年3月期)純損益について は黒字転換すると予想している。

東京証券取引所で会見した野村洋一郎最高財務責任者(CFO) は、リコール問題について「エアバッグの将来的な新規契約への影響は やはりある」と話した。ただ、現時点では主要モデルで切り替えが起き るなど大きな影響は出ていないとした。

タカタ製エアバッグ問題ではインフレータ(膨張装置)が異常破裂 して金属片が飛び散る恐れが指摘されている。ホンダやトヨタ自動車な ど世界の大手自動車メーカーは搭載車両を相次ぎリコールした。昨秋に は米議会もこの問題を取り上げ、公聴会を開催。ビル・ネルソン上院議 員は4月末、関連の事故で6人が死亡、105人が負傷したとタカタが確 認したと明らかにしていた

不具合の原因について、タカタが依頼した独研究機関フラウンホー ファーが調査を進めているほか、トヨタなど自動車メーカー10社も米航 空防衛機器メーカーのオービタルATKを起用し独自に検証している。

タカタが8日発表した決算資料によると、今期の純利益予想は200 億円。前期は296億円の赤字だった。今期の営業利益は前期比3.2%増 の340億円、売上高は同8.9%増の7000億円を見込んでいる。