8日の米株高を大胆予測、期待外れの雇用統計でも-リー氏

ウォール街では善かれあしかれ占 いの技法が今も盛んだ。つまり多くの予想には強気・弱気・基本シナリ オといった条件など、外れた場合に言い逃れできる口実が添えられてい る。「われわれの弱気シナリオでは」と始まるリポートは、まるで「明 日は素晴らしい晴天の1日となるでしょうが、終日、降雨の可能性もあ ります」などと伝えるテレビの天気予報のようだ。

だがJPモルガン・チェースの元ストラテジストで、ファンドスト ラット・グローバル・アドバイザーズを共同で創業したトム・リー氏は 違う。強気相場が続く間、頼もしくもずっと強気だった。株式・債券市 場における最近の動揺でもその姿勢がぶれることはない。

株式相場予想で年末と明日の市場終了時を当てるのがどちらが難し いか断言はできないが、長期予想の専門家であるリー氏は7日、あえて 危険を冒して8日の米株式相場は上昇するとの見通しを示した。

同氏は7日のリポートで、ここ数週間の株式相場の弱さは株式市場 にとって強気のサインだと指摘し、「米雇用統計発表に向け株式相場が 悪くなればなるほど、その後のパフォーマンスは良くなる」と主張。 「ここで本当に語られているのは経済統計をめぐる見通しの役割だ」と 説明した。

雇用者数の悪い数字でさえ強気のサインになるはずだとするリー氏 によれば、1996年以降では雇用統計の期待外れの度合いが大きければ、 米連邦準備制度が一段とハト派的になり、その翌月、より大きな株価上 昇を招いていた。「4月の雇用者数:8日の株高を見込む。雇用者数を めぐる悪いニュースも株式相場には朗報であることを歴史が示してい る」というのがリー氏のリポートのタイトルだ。

原題:Tom Lee Sticks His Neck Out: ’We Expect Stocks to Rally Friday’