ジャクジーや地ビールで旅満喫-欧州のフラッシュパッカー

ジャック・デュプレシスさんは今年、ダブリ ンで1カ月滞在した際、映写室や女性用ジャクジー付きスイートに加 え、アイリッシュウイスキー「ジェムソン」のボトルでできたシャンデ リアが飾られたバーがあるホステル「ジェネレーター」で宿泊すること にした。

「ビジネスホテルでは名もない旅行者になってしまう」が、ホステ ルなら「もっと旅の雰囲気を味わえる」。南アフリカ共和国出身のデュ プレシスさん(36)はインタビューでそう語る。

20代と30代前半のミレニアル世代で、従来のホテルより高級ホステ ルを選び、清潔な部屋で休む前におしゃれなバーで地ビールを片手に情 報交換するといったスタイルを好む旅行者たちは「フラッシュパッカ ー」と呼ばれる。

フラッシュパッカーの購買力が、フランスの不動産会社フォンシエ ール・デ・レジオンやパトロン・キャピタル・パートナーズ、インベス コなどの投資会社をこれらの宿泊施設に引き付けている。これらの施設 は、バックパッカーの学生らが従来好んで利用していた割安な施設より 高級だ。フォンシエール・デ・レジオンは2018年にかけて欧州のホステ ルに最大4億ユーロ(約540億円)を投資することを計画している。

世界の若年層向け旅行業者でつくる団体ステイ・ワイズによれば、 フラッシュパッカーは通常長期滞在するため1回の旅行で宿泊施設に支 出する額は800ユーロを超え、観光客の約500ユーロを上回る。世界の若 年層海外旅行者の支出総額は昨年、07年と比較して40%増加し2300億ド ル(約27兆5800億円)。20年までに3360億ドルに達すると予想されてい る。

原題:Flashpackers Lured to European Hostels With Jacuzzis, Craft Beer(抜粋)