テスラに資金調達の必要、アナリストが手元現金の減少を懸念

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電気自動車(EV)メーカーの米テスラ・モ ーターズの手元資金に不安があるとの見方がアナリストの間で高まって いる。アナリストらは資金調達の必要性を指摘している。

テスラによると、3月末時点の現金・現金同等物は15億1000万ドル (約1800億円)と、3カ月前の19億1000万ドルから減少した。モルガ ン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は7日のリポート で、テスラの手元現金の減少について「涙が出てしまうほどだ」と指摘 した。

同氏は営業損失や設備投資が1-3月(第1四半期)のペースで続 けば、約3四半期で資金が底を突く可能性があると指摘。「いずれにせ よ、テスラは資本介入が絶対必要ではなくとも望ましいことが分かるだ ろう」と語った。JPモルガン・チェースとCLSAのアナリストらも 資金調達の必要性を示した。

1-3月期の1株当たり損益は一部項目を除くベースで36セントの 赤字。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は49セントの赤 字だった。株価は7日、前日比2.8%高の236.80ドルと、約5カ月ぶり の高値で終了。

テスラ幹部によると、1-3月期の支出はスポーツ型多目的車 (SUV)「モデルX」の開発のほか、工作機械据え付けや新塗装工 場、ネバダ州の大規模電池工場(ギガファクトリー)、販売サービス網 への投資によるものだった。西海岸の港湾ストを受けて優先配送のため に数百万ドルの支出も余儀なくされた。

JPモルガンのアナリスト、ライアン・ブリンクマン氏は1-3月 期のフリーキャッシュフローがマイナス5億5800万ドルと、「不安にさ せられるほど大きな」数字だと指摘。「フリーキャッシュフローの消耗 の程度は、同社が追加で資金調達する場合に投資家にとって好条件にな ることを示唆している」と付け加えた。

原題:Tesla May Need to Raise Capital After Losses, Analysts Say (1)(抜粋)