イタリア、スペイン債が上昇-世界的な債券安の流れが止まる

7日の欧州債市場ではイタリアとスペインの 国債が上昇。世界の債券市場で過去1週間に4360億ドルが失われた流れ はひとまず止まった。

両国債は一時下げたが、10年物利回りが今年初めて2%まで上昇す ると、高利回りを求める投資家からの需要が強まった。ドイツ10年債利 回りは5カ月ぶり高水準から低下。一方で、フランスとスペインが 計130億ユーロの国債をこの日発行したことから、売りが強まる場面も あった。

ソシエテ・ジェネラルのグローバル金利・外為戦略責任者、バンサ ン・シェニョー氏は「あれだけ極端な相場動向の後では、一部で勢いが 収まろうとするものだろう」と述べた上で、「どれだけ反発できるかは 不透明だ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時33分現在、イタリア10年債利回りは前日比15 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.76%。一時 は2.02%と、年初来の高水準に達した。同国債(表面利率1.5%、2025 年6月償還)価格は1.365上げ97.645。

同年限のスペイン国債利回りも15bp下げて1.74%。一時は昨年11 月24日以来の高水準となる2%に達した。

欧州債の指標とされるドイツ10年債の利回りは0.6%で、前日から ほぼ変わらず。一時は0.78%と、昨年12月8日以来の高さとなった。

原題:Italian Securities Rise With Spain’s as Global Bond Rout Halts(抜粋)

--取材協力:John Glover.