アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が続落、インド調整局面

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

7日の中国株式市場では上海総合指数が3日続落。3日間の下落率 は2013年6月以来の大きさとなった。新規株式公開(IPO)で既存銘 柄から資金が流出するとの懸念に加え、バリュエーション(株価評価) が行き過ぎとなっているとの見方や当局が信用取引を規制する措置を講 じるとの観測が広がった。

この3カ月間に最も大きく値上がりした電力株や工業株が下げの中 心。中国中鉄(601390 CH)や華電国際電力(600027 CH)は9%を超え る値下がり。貿易統計の発表を8日に控え、ペトロチャイナ(中国石 油、601857 CH)や海運株も安い。

上海総合指数は前日比2.8%安の4112.21で終了。3日間の下落率 は8.2%に達した。CSI300指数は前日比1.8%安。

モルガン・スタンレーのアジア・新興市場担当戦略責任者、ジョナ サン・ガーナー氏(香港在勤)は7日の電話インタビューで、人民元建 てA株は「リスクに対するリターンが悪化しつつある」と指摘。「ボラ ティリティ(変動性)が高まる公算が大きい」との見方を示した。

香港市場では中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数 が前日比1.6%安、ハンセン指数は同1.3%安で引けた。

【インド株式市況】

7日のインド株式相場は下落し、指標のS&P・BSEセンセック スは調整局面に入った。世界的な株安と原油相場の上昇を背景に、海外 勢はインド株保有を縮小している。ルピーが2013年以来の安値となった ほか、インド国債も売られた。

センセックスは前日比0.4%安の26599.11と、6カ月ぶりの安値で 終了した。1月29日に付けた過去最高値からの下落率が10%となり、い わゆる調整局面となった。海外勢による今月6日のインド株売買動向は 2億7900万ドルの売り越し。年初来の買い越し額は70億ドルに縮小。先 月22日以降売り越しが続いている。

ルピーはドルに対し一時1ドル=64.28ルピーまで下げ、13年9月 以来の安値を付けた。インド国債の10年物利回りは5カ月ぶり高水準に 達した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.8%安の5645.69。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.7%安の2091.00。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比1.2%安の9704.11。

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