バンドー化学:蘭アメラル・ベルテックの買収入札に参加-関係者

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産業用伝動ベルト製品を生産・販売するバン ドー化学が、オランダのコンベヤー・ベルトメーカー、アメラル・ベル テックの売却入札に参加していることが分かった。

事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。それによると、 入札を実施しているのは、アメラル・ベルテックを保有するオランダの 投資会社ギルドで、米アドベント・インターナショナルや英ブリッジポ イントなど複数のプライベートエクイティ(PE)投資会社が競合して いる。関係者によると、売却額は4億から5億ユーロ(約678億円)に なる可能性があるという。

バンドー化学総務部長の小宮正規氏は電話取材に対し、「そのよう な情報は聞いていない」とコメントした。アメラル・ベルテック、アド ベント、ブリッジポイント、ギルドはいずれもコメントを控えた。

アメラル・ベルテックの前身は、1950年にビスケットなどの食品製 造で使用されたコンベヤーベルトを考案したオランダ人のトーマス・ア メラル氏が設立したアメラル社。アメラル・ベルテックのホームページ によると、アメラルはその後、オランダのガンマ・ホールディングの傘 下となり、ガンマ社がドイツ企業を買収して2001年にアメラル・ベルテ ックが誕生した。

バンドー化学は、日本初の伝動ベルトメーカーとして1906年に創 業。現在は、欧州、アジア、米国、日本の4極の供給体制の下、自動車 用や産業用の伝動ベルト製品などを製造、販売している。2月に発表し た業績予想修正によると、前期(2015年3月期)の売上高は940億円 で、前々期から微増となっている。

--取材協力:松田潔社、Elco van Groningen.

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