栄養不良で5歳未満児の死亡率が世界最悪-産油国アンゴラ

消毒剤のにおいが漂い泣き声が響く病棟で2 歳のファーナンダ・アフォンソちゃんは母親の膝の上で眠っていた。傍 らには栄養不良の治療のために使われた空の点滴バッグがある。

ファーナンダちゃんの兄弟5人はいずれも幼児期に同じ栄養不良の ため亡くなった。アフリカ2位の産油国であるアンゴラは5歳未満児の 死亡率が世界で最も高い。国連児童基金(ユニセフ)によれば1000人 中167人が死亡する。6人に1人の割合だ。

「民間の診療所に行きたいが、食べるのがやっとなので無理」だと ファーナンダちゃんの母親のルルデス・アフォンソさん(37)は首都ル アンダの病院でのインタビューで語る。アフォンソさんは路上でボトル 入りの水を販売して生計を立てている。

ユニセフによれば、5歳未満児の死亡率は社会・経済発展の一般的 な指標。アンゴラはサハラ以南のアフリカでは3位の経済規模を誇 る。35年にわたるドスサントス大統領の政権下でルアンダにはポルシェ のディーラーやアルマーニのブティック、高級レストランが立ち並びエ リート層の需要に応えている。一方で、国民の3分の2はスラム街か地 方の貧困地域で暮らしており、水道や電気が通っていない所も多い。

ユニセフによれば、5歳未満児の死亡率が10%を超える12カ国全て がサハラ以南のアフリカにある。

原題:Hunger Causes World’s Worst Child Death in Oil-Rich Angola (3)(抜粋)

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