英総選挙:二大政党とも過半数困難か、連立交渉へ-7日投票

英総選挙は第2次世界大戦後で最も不透明な 情勢のまま、7日の投開票を迎えようとしている。2大政党の保守党と 労働党は総選挙後にそれぞれ連立交渉に入る見通しで、政権を担う正統 性を有するのは誰かという問題で対立は避けられない状況だ。

世論調査によれば、保守党党首のキャメロン首相と労働党のミリバ ンド党首の双方とも単独過半数を獲得できない見込み。このため小政党 の取り込みを目指す交渉が数日ないし数週間続きそうだ。

元保守党議員で選挙専門家のロブ・ヘイワード氏は「投開票と交渉 の結果、敗北する陣営はわずか数千票の差、ひょっとしたら数百票の差 で政権に届かない可能性がある」と指摘した。

主要7カ国(G7)の一角である英国の選挙結果の不透明性は市場 にも影響を及ぼし始めており、ポンドと英国債の変動性が高まってい る。その1つの理由は政権樹立後も政治リスクが存在することだ。キャ メロン首相が続投する場合、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投 票が実施される見込み。一方、ミリバンド党首が政権を率いる場合、独 立運動推進の機会を探るスコットランド民族党(SNP)が政権を支え ることになる。

有権者へのアピールに乏しい2大政党とは対照的に、他の小政党は 無党派層の支持を伸ばした。SNPの獲得議席数は2010年の6倍以上に なる見通し。またEU離脱を掲げる英国独立党(UKIP)は総選挙で 初の議席獲得の可能性がある。

原題:U.K. Votes in Unprecedented Election With Outcome Still Elusive(抜粋)