6月の米利上げ説の排除はまだ早い-8日発表の雇用統計が鍵

米雇用統計が8日に発表されるの を控え、エコノミストは既にその重要性を詳しく解説し始めている。

同統計は次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の前に公表される 指標の1つとなるだけに、ほぼ10年ぶりとなる米利上げの時期に大きな 影響を及ぼし得る。

予想より弱い米経済データが最近相次いだため、投資家の大部分は 当局が低金利を長期化させることを選ぶと依然考えている。ただ、4月 の雇用統計が良い内容なら、早ければ来月の利上げにつながる可能性が あるとの声も聞かれる。

リンジー・グループのマネジングディレクター、ピーター・ブック バー氏は「6月の利上げは間違いなくまだ検討されていると思う」と述 べ、「失業率が低下し平均時給が堅調に伸びれば、当局は9月でなく6 月にきっと利上げするだろう」と語った。

現時点では4月の非農業部門雇用者数が前月比23万人増、失業率 は5.4%、平均時給は前月比0.2%増と予想されている。

ドイツ銀行の国際チーフエコノミスト、トルステン・スロック氏も 6月の利上げを排除すべきでないと考えている。同氏は6日のリポート で、消費者信頼感や8日発表の雇用の伸びが強ければ6月の利上げにつ ながり得ると述べた。

ブルームバーグが集計したデータによると、市場関係者の大部分は 引き続き9月か12月の利上げを織り込んでいる。

原題:Don’t Rule Out a June Rate Hike Just Yet (抜粋)