石油生産各社、悲観的見方を払拭-原油高で掘削増やす計画

数十年ぶりの大幅な原油価格下落で打撃を受 けた石油生産各社が、最悪期を脱したと考えている兆しを初めて示して いる。

米カリッツォ・オイル・アンド・ガスやデボン・エナジー、チェサ ピーク・エナジーはいずれも今週、通年の生産見通しを引き上げた。シ ェール層探査会社のEOGリソーシズは5日、原油価格が1バレル=65 ドル近辺で安定し次第、掘削を増やす計画を発表。パイオニア・ナチュ ラル・リソーシーズは早ければ7月にもリグ(掘削装置)を増設する準 備を進めていることを明らかにした。

原油価格は7週間で41%上昇。10カ月にわたってコストを大幅に削 減してきた石油業界内の一部で、掘削戦略の強化が新たな現実となっ た。相場急落で60ドルの価格水準は死刑宣告のように見えていたが、現 時点ではコスト削減により状況は確実に楽観的な方向に向かっているよ うだ。

一部のアナリストらは原油価格の回復はL字型をたどり、年末まで に一段安の展開になると予想しているが、石油歴史家でエコノミストの ダニエル・ヤーギン氏はW字型になると予測。掘削各社が価格の上昇局 面で生産を増やし、下落局面で減らすため上昇と下落を繰り返すとの見 通しを示している。

原題:Oil Producers Cast Aside Gloom as Rally Spurs Drilling Plans(抜粋)

--取材協力:Jim Polson.

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