米国株(6日):主要株価指数が続落-指標受け景気減速懸念

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6日の米株式相場は下落。S&P500種株価 指数は1カ月ぶり安値となった。経済指標が市場予想を下回り、8日の 雇用統計を前に景気減速への懸念が強まった。

アップルやヒューレット・パッカード、マイクロソフトが3日続落 となるなど、テクノロジー株が安い。アレクシオン・ファーマスーティ カルズは大幅安。同社はシナジーバ・バイオファーマを84億ドルで買収 することで合意した。ファイザーも安い。

S&P500種株価指数は前日比0.5%安の2080.15。ダウ工業株30種 平均は86.22ドル(0.5%)下げて17841.98ドル。ナスダック総合指数 は0.4%安。

ボストン・プライベート・ウェルスの最高投資ストラテジスト、ロ バート・パブリク氏は「けさの経済データは市場参加者を神経質にさせ る内容だ。前日も下げており、市場では弱気姿勢が広がっている」と分 析。「8日の統計に対しても懸念が広がっている。投資の姿勢は明確で はなく、皆ただ同じ波に乗ろうとしている。売り圧力が強まったのはそ のためだ」と述べた。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、ワシント ンでのパネル討論会で、株式市場のバリュエーションが高くなってお り、金融不安の原因となる可能性があるとの認識を示した。この発言を 受け、株価指数は一時下げを拡大した。

経済指標

給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが 発表した給与名簿に基づく集計調査によると、4月の米民間部門の雇用 者数は前月比16万9000人増と、伸びはブルームバーグがまとめたエコノ ミスト予想の中央値(20万人増)を下回った。エコノミスト調査では、 8日発表される4月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が23万人増と 見込まれている。3月は12万6000人増だった。

また第1四半期の米労働生産性は前期比で低下し、2期連続マイナ スとなった。2期の平均低下率としては1993年上期以降で最大。一方で 労働コストは上昇した。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は5.9%上昇し15.15。2日間の上げとしては1月以降で最大 となった。

8指数が下落

S&P500種の業種別10指数では8指数が下落。金融や電気通信サ ービス、テクノロジーの指数の下げが特に大きかった。

フロンティア・コミュニケーションズは12%安。第1四半期の利益 と売上高が市場予想を下回った。

アレクシオンは8%安。ファイザーは1.9%下げた。

ニューズ・コープは6.4%安。同社の1-3月(第3四半期)利益 はアナリスト予想を下回った。出版広告収入が引き続き減少した上に、 為替変動が売上高を圧迫した。

原題:S&P 500 Falls to One-Month Low Amid Growth Concerns After Data(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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