世界的に国債が下落、原油高でデフレ懸念が後退-金は上昇

5日の金融市場では原油価格がバレル当た り60ドルを突破したことが、インフレ加速の初期的初兆候と受け止めら れ、米国債と欧州債がいずれも売られた。またギリシャ債務問題の解決 に対する悲観的な見方も広がった。金は上昇し、米国株は下落した。

ニューヨーク時間午後1時57分現在、米10年債利回りは3ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.18%。ドイツ債は再び下 落、スペイン債も下げた。米国株式市場ではS&P500種株価指数が 1%安。欧州株は3月10日以来の安値となった。

ソブリン債相場の上昇局面で利回りが過去最低を更新したことを踏 まえ、投資家は相場上昇の継続を疑問視しており、売りが加速してい る。米供給管理協会(ISM)がこの日発表した4月の非製造業総合景 況指数は市場の予想外に上昇した。ニューヨークの原油相場は今年に入 って初めて60ドルを超えた。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの債券金利・信用責任者、 トーマス・ディガロマ氏は「欧州債への売り浴びせは収まる兆しがな い」と述べ、「リスク見直しに基づくポジション調整だ」と続けた。

原題:Global Bonds Tumble as Oil Eases Deflation Concern; Gold Climbs(抜粋)

--取材協力:Cecile Vannucci、Paul Dobson、Anooja Debnath、Joseph Ciolli、Anchalee Worrachate、Stephen Kirkland.