欧州株:2カ月ぶり安値-ギリシャのデフォルト懸念強まる

5日の欧州株式相場は2カ月ぶりの安値を付 けた。ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避に向けた協議がまとま らないとの懸念が広がり、同国株が売りを浴びた。

指標のストックス欧州600指数は前日比1.5%安の391.01で終了。予 想を上回る好決算を手掛かりに、一時は1.1%上昇した。ギリシャ当局 者は救済協議をめぐり債権者側を非難。同国への要求で債権者側が一致 するまで最終合意は不可能だと語り、これを受けてストックス600は下 げ幅を拡大した。ギリシャのアテネ総合指数は3.9%安と、ここ7週間 で最大の値下がり。

コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン 在勤)は「ギリシャ問題がまだ残っている。一部の企業決算は相場への 支援材料だったが、その影響はかなり速いペースで薄れ短期的な効果し かもたらさない傾向がある」と発言。「この先、市場ではボラティリテ ィが高まりそうで、これは必ずしも悪材料ではないかもしれない」と語 った。

ドイツのショイブレ財務相はギリシャについて、国際通貨基金 (IMF)への約10億ユーロの返済期限が到来する12日までに救済資金 確保に必要な作業を完了できない可能性があると述べていた。

ただ、ストックス600は年初来では14%上げている。欧州連合 (EU)の行政執行機関である欧州委員会はこの日、ユーロ安とかつて ない規模の金融面での刺激策を背景に、ユーロ圏の今年の経済成長率見 通しを上方修正した。

連休明けの英国では指標のFTSE100指数が一時1%上昇したも のの、0.8%安で終了。スイスのSMI指数も反落し0.8%安。ドイツの DAX指数は2.5%下げ、2カ月ぶり安値を付けた。

個別銘柄では、英銀HSBCホールディングスが3.2%下落。1- 3月の収入がアナリスト予想を下回り、コストが膨らんだことが嫌気さ れた。一方、スイスのUBSグループは3.8%上昇。1-3月の純利益 がほぼ倍となったことが手掛かり。

原題:Greek Drop Leads Europe Stocks Down Amid Growing Default Concern(抜粋)

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