欧州債:軒並み下落、ギリシャ協議で合意至らずとの懸念で

5日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が 軒並み下落した。ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避に向けた債 権者側との協議で合意に至らないとの懸念が強まりつつある。

ギリシャ国債が急落。その影響は域内全体に及び、スペイン10年債 利回りは2013年6月以来の大幅上昇となり、年初来の高水準を付けた。 欧州債の指標とされるドイツ国債も値下がり。4月の米非製造業総合景 況指数が予想に反して上昇し、これで下落した米国債に追随した。

ギリシャ当局者は救済協議で合意に至ることができないのは債権者 のせいだとして、同国への要求で債権者側が一致するまで最終合意は不 可能だとの認識を示した。ポルトガルのアルブケルケ財務相は4日、ギ リシャのチプラス首相は提案を受け入れるべきだと述べた。

キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェ ン・カラン氏(ダブリン在勤)は「週末に前向きなコメントが増えるこ とがやや期待されていたが、進展がなく再び失望されられた」と述べ、 「リスクポジションは総じて縮小している」と続けた。

ロンドン時間午後4時16分現在、スペイン10年債利回りは前日比29 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.80%。一時は昨 年12月17日以来の高水準となる1.81%に達した。同国債(表面利 率1.6%、2025年4月償還)価格は2.675下げ98.205。同年限のイタリア 債利回りは30bp上昇し1.84%と、1月12日以来の高水準となる場面も あった。

ドイツ10年債利回りは6bp上げて0.52%と、6営業日連続で上 昇。ギリシャ国債の2年物利回りは151bp上昇の21%、10年物利回り は56bp上げ11.11%となった。

原題:Greece Sparks Meltdown in Euro-Area Bonds as Italy, Spain Tumble(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras、Elena Logutenkova.