米国株(1日):反発、バイオテクノロジーや半導体が高い

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1日の米国株式相場は反発。S&P500種株 価指数は週間での下げ幅を縮小した。ギリアド・サイエンシズやエクス ペディアが大きく上昇した。前日はバイオテクノロジー株や小型株が売 りを浴びた。

ナスダック・バイオテクノロジー指数は2.9%高と、前日の3.1%安 から持ち直し。ギリアドは4.5%高。1-3月(第1四半期)の利益が 市場予想を上回った。エクスペディアは7.9%上昇。売上高が予想を上 回った。一方、リンクトインは19%急落。同社は通期の売上高見通しを 引き下げた。

S&P500種株価指数は前日比1.1%高の2108.29で終了、50日移動 平均線を上回った。前日は1%下げていた。ダウ工業株30種平均はこの 日、183.54ドル(1%)上昇の18024.06ドル。小型株で構成するラッセ ル2000指数は0.7%高。前日は2.2%の下落だった。

USバンクのプライベート顧客資金を担当する地域投資ディレクタ ー、デービッド・ハイデル氏は「数カ月にわたって保有され、極めて高 い成績を挙げた大口取引ポジションの多くが、今週巻き戻されたよう だ」と指摘。「今週は数日間、厳しい日があったがきょうは持ち直し た。投資家は値ごろ感に目を付けている」と述べた。

S&P500種は週間ベースでは0.4%安。米連邦公開市場委員会 (FOMC)は2015年中の利上げについて検討している。1-3月(第 1四半期)の米実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値 は辛うじてプラス成長となった。

経済指標

1日発表された4月のISM製造業総合景況指数は拡大したもの の、前月と同じほぼ2年ぶりの緩やかなペースにとどまった。4月の米 消費者マインド指数は前月から上昇し、過去8年余りで2番目の高水準 となった。

BGCブローカーズ(ロンドン)の市場ストラテジスト、マイケ ル・イングラム氏は「市場は戦術に益々長けてきており、利益を確定し ている」と指摘。「非常に基本的な問題は、市場が力強い成長と永久の ゼロ金利を望んでいることで、そのようなことは断じて起こらない」と 述べた。

S&P500種の業種別10指数中、9指数が上昇。素材株とテクノロ ジー株、選択的消費株指数の上げが目立った。アルコアは5.4%高と、 昨年10月以来の大幅な値上がり。スタンドポイント・リサーチはアルコ アの投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

エクスペディアは消費関連株の上昇をけん引した。ヤム・ブランズ は6.9%高と、約1年ぶりの大幅な上げ。ダニエル・ローブ氏のヘッジ ファンド会社サード・ポイントはヤム・ブランズについて「かなりの規 模の株式取得」を明らかにした。

バイオ株持ち直す

ギリアドやバイオジェンを中心にヘルスケア株が高い。ナスダッ ク・バイオテクノロジー指数は2.9%上げて、6営業日ぶりの上昇。

アルテラは9.8%高。同社はインテルから敵対買収を仕掛けられる 可能性があると、ロイター通信が報じた。インテルは2.7%、マイクロ ン・テクノロジーは3.1%それぞれ上げた。

リンクトインは19%急落。4-6月(第2四半期)売上高見通しが アナリストの予想を下回ったほか、通期の売上高見通しを引き下げた。

原題:U.S. Stocks Rebound From Selloff as Biotechs, Chipmakers Rally(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Jennifer Kaplan.

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