米国債:週間で2カ月ぶり大幅安、欧州債安で投資意欲減

更新日時

1日の米国債相場は下落。欧州債市場はメー デーの祝日で休場だった。

週間ベースで米10年債は約2カ月ぶりの大幅下落。欧州債の下落を 受けて、比較的高利回りだった米国債に対する投資意欲が引き続き減退 した。4月の米消費者信頼感が上昇したことも米国債の下げにつながっ た。

RBSセキュリティーズの米国債ストラテジスト、テイラー・トゥ ッチ氏は「今週は米国債が欧州債よりも割安だとする相対価値の取引か ら少し離れ、ファンダメンタルズに基づく動きになっている」と述べ た。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)上昇の2.11%。同年債価格(表面利率2%、償還期限2025 年2月)は23/32下げて99。

週間ベースの利回り

週間ベースでは20bp上昇と、3月6日終了週以来で最大の上げだ った。

4月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は95.9と、前 月の93から上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中 央値は96だった。速報値も95.9。この統計発表後に米国債は下げ幅を拡 大した。

第1四半期分の経済統計は低調な内容が相次いで発表され、米連邦 公開市場委員会 (FOMC)は29日発表した声明で「経済成長は、一 過性の要因を一部反映し冬季に減速したことが示唆された」と指摘した 上で、「経済活動が緩やかなペースで拡大」すると見込んでいると述べ た。

マニュライフ・アセット・マネジメントのシニアトレーダー、マイ ケル・ロリジオ氏(ボストン在勤)は「過去数週間は非常に難しい展開 だった。一連の発表内容と値動きを結び付けることはほとんど不可能に 近い」と述べた。

今週はユーロ圏国債が売りを浴び、29日には欧州債の価値が一日 で550億ユーロ相当失われた。

10年債と同年限ドイツ債の利回り格差は4月30日に167bpと、終 値ベースで4月3日以来の最小だった。

原題:No Holiday for Treasuries in Worst Weekly Decline in 2 Months(抜粋)

--取材協力:Lukanyo Mnyanda、Daniel Kruger、Alexandra Scaggs.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE