英労働党党首:SNPと取引するより政権に就かない方がまし

総選挙の投票まで1週間となった英国では主 要3政党の党首が質問に答えるテレビ番組が放映された。最大野党・労 働党のミリバンド党首は、英国からの独立を訴えるスコットランド民族 党(SNP)と取引するくらいなら首相の座に就かない方がましだと発 言した。

ミリバンド党首は4月30日夜放送のBBCテレビの番組で、「労働 党が政権を獲得する代償がSNPとの連立や取引だとすれば、それは起 きないだろう」と語った。

ミリバンド党首は英女王の施政方針演説を自分が起草する機会があ れば、SNPはそれを支持するかどうか判断できるだろうと述べ、2010 年以前の労働党政権時代の経済運営については過剰な支出はなかったと 擁護した。

下院で第3党になると予想されるSNPは、労働党政権支持と保守 党政権不支持を表明している。

3人の党首が1人ずつ質問に答える番組で最初に登場した保守党党 首のキャメロン首相は「私に押し付けられたひどい状態を正常に戻すに は長い時間が必要だ。SNPに支えられたミリバンド氏と振り出しに戻 りたいのか。支出が拡大し、さらに多くの借り入れを行い、あのひどい 状態に戻りたいのか。私は決してそう思わない」と述べ、英経済を立て 直す「仕事をやり遂げる」ためにあと5年間政権を担わせてほしいと訴 えた。

キャメロン首相に高い評価

英紙ガーディアンが委託したICMの世論調査で、番組に出演した 3人の党首の中で、キャメロン首相が最も高い評価を受けた。同首相が 勝利したとの回答が44%を占めたのに対し、ミリバンド党首は38%、自 由民主党党首のクレッグ副首相は19%にとどまった。

労働党はスコットランドでSNPに惨敗すると予想されている。保 守党は労働党のミリバンド党首が選挙後にSNPに依存せざるを得ない ことを選挙戦の攻撃材料としてきた。総選挙は7日に投開票される。

原題:Miliband Says He’d Rather Not Be in Power Than Do Deal With SNP(抜粋)

--取材協力:Robert Hutton、Alex Morales、Tom Beardsworth.