中国:4月の製造業PMI、予想上回る-景気安定化の兆候

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中国の製造業活動を測る4月の指数が市場予 想を上回った。当局のインフラ投資促進と金融緩和を受け、景気が安定 し始めている可能性が示唆された。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した4月の製造業 購買担当者指数(PMI)は50.1。ブルームバーグがまとめたエコノミ スト予想の中央値は50.0だった。同指数は50を上回ると製造業活動の拡 大を示す。

中国民族証券のエコノミスト、朱啓兵氏(北京在勤)は「まさしく 安定化の兆候だ」と指摘。同氏が継続して注目している電力消費と工業 製品価格は4月後半の持ち直しを示していると述べた。

朱氏はその上で、「近く実施されそうな次の金融政策は、預金準備 率の追加引き下げより利下げとなりそうだ。それよりさらに可能性が高 いのは担保付き補完貸し出し(PSL)など対象を絞った措置だろう」 と予想した。

統計局の趙慶河エコノミストはPMIについて、国内外の市場の需 要は依然不十分であり、製造業は事業再構築の過程で在庫圧縮を進めて いるとの分析を発表資料で示した。

統計局と連合会が同時に発表した4月の非製造業PMIは53.4で、 3月の53.7から低下した。

PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのエコノミスト、 ビル・アダムズ氏はリポートでPMIの項目別指数に触れ、「調査対象 者の半数余りが4月に従業員数が純減したと回答したことを雇用指数が 示している」と指摘し、「中国の景気はまだ底打ちしていない公算が大 きい」とコメントした。

原題:Chinese Factory Gauge Suggests Economy Stabilized on Easing (1)(抜粋)

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