米ビザ:1-3月期は減益、ドル高響く-収益予想も下方修正

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電子決済ネットワーク世界最大手、米ビザの 1-3月(第2四半期)利益は前年同期比で3%減少した。ドル高が響 いた。同社は通期の1株当たりの増益率見通しも下方修正した。発表を 受けて同社の株価は時間外取引で下落した。

4月30日の発表資料によると、純利益は15億5000万ドル(約1850億 円)と、前年同期の16億ドルから3%減少。1株利益(株式分割調整 後)は前年同期と変わらずの63セントだった。ブルームバーグがアナリ スト34人を対象に実施した調査では平均で62セントが見込まれていた。

ビザはチャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO、50)の下 で、モバイルや他の電子決済手段の普及加速に向けた新技術への投資を 進めているほか、消費者がより多くの特典を求める中で小売企業との提 携に動いている。米国では値下がりしたガソリンへの消費支出が減った にもかかわらず、電子決済の利用額は増えた。

シャーフCEOは発表資料で「ドル高とガソリン値下がりによるマ イナスの影響は引き続き売上高の伸びへの下押し圧力となったが、弊社 の業績や決済額は依然として力強い」と説明した。

ビザは通期(2014年10月-15年9月)の1株当たりの増益率は 「10%台半ばのレンジ下限」になるとし、1月29日に示した「10%台半 ば」から下方修正した。

1-3月期の売上高は7.8%増の34億1000万ドルで、アナリスト予 想を上回った。人件費やテクノロジー関連費用の増加が響き、営業費用 も11億3000万ドルに増えた。

ビザの株価は時間外取引で下落。ニューヨーク時間午後4時35分 (日本時間5月1日午前5時35分)現在は2%安の64.72ドル。年初か らこの日の通常取引終値までに0.8%上昇している。

原題:Visa Profit Falls on Strong Dollar as Earnings Forecast Trimmed(抜粋)

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