米モンサント、スイスのシンジェンタに再び買収打診-関係者

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種子開発で世界最大手の米モンサントはスイ スのシンジェンタ買収に向けて同社と接触した。事情に詳しい複数の関 係者が明らかにした。モンサントは約1年前にもシンジェンタ買収を模 索したが、実現しなかった。

情報が非公開だとして匿名を条件に話した関係者のうち2人による と、モンサントはシンジェンタへの関心について過去数週間にわたり同 社と協議した。同関係者によれば、シンジェンタは独占禁止法上の障害 に直面する恐れがある両社の統合に懸念を抱いており、合意に至らない 可能性もある。

シンジェンタは世界最大の農薬メーカーで、時価総額は約290億ス イス・フラン(約3兆7100億円)。一方のモンサントは種子生産世界最 大手で、トウモロコシや大豆などの遺伝子組み換え作物の世界市場で支 配的な地位にある。シンジェンタ買収が実現すれば、モンサントは種子 と農薬の両方で世界最大手となり、独バイエルやBASF、米ダウ・ケ ミカルにとって強力なライバルが誕生することになる。

30日の時間外取引でモンサントの株価は一時、通常取引終値 比3.6%高となる場面があった。モンサントの広報担当者はコメントを 控えた。シンジェンタの担当者も電話取材に対し、現時点でコメントは ないと述べた。

事情に詳しい関係者1人が30日に語ったところによれば、モンサン トは独禁法上の問題に対応するため、統合後に一部事業資産を売却する ことを盛り込んだ取引を計画してきた。同社は昨年、これら資産の売却 先候補としてバイエルなどと接触したという。

バイエルの広報担当者はうわさや臆測についてはコメントしないと 述べた。

原題:Monsanto Is Said to Approach Syngenta Again About a Takeover (3)(抜粋)

--取材協力:Jack Kaskey、Ruth David、Jeffrey McCracken.

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