ギリシャとユーロ圏、5月3日までの合意目指し協議-関係者

ユーロ圏とギリシャは同国支援をめぐる行き 詰まりを打開するため、5月3日までの暫定合意を目標に集中協議を続 ける。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。ただずっと停滞したま まとなっている国内改革をめぐってギリシャ政府からは矛盾する発言が 飛び交っている。

これら関係者によれば、ギリシャの手元資金が来週にもひっ迫する 恐れがある中、29日の協議で双方は30日から集中的に交渉し、5月3日 までに暫定合意を目指すことで一致した。その後、5月11日のユーロ圏 財務相会合での正式合意につなげたい考えだという。協議が非公開であ ることを理由に同関係者が匿名で明らかにした。

ギリシャのチプラス首相が協議に参加し、重大な役割を果たすと決 断したことが事態打開への鍵を握りそうだ。これは支援資金の確保のた めに政府は必要なあらゆることを行う用意があるとのシグナルとなっ た。

オーストリアのシェリング財務相は29日のウィーンでのインタビュ ーで、「箇条書きを行動に読み替える動きがあるようだ」と指摘。「協 議継続を可能にするためには5月11日に十分な成果を挙げる必要がある という明確な認識が存在する」と語った。

しかし合意はチプラス政権内部の反対で阻まれる可能性がある。ギ リシャ財務省は29日の声明で、ユーロ圏との交渉においてギリシャ政府 には「越えてはならない一線が依然存在」しており、それは島への付加 価値税導入や年金・労働市場改革、資産売却だと表明した。

シェリング財務相は「ギリシャ政府は相手側に態度を合わせてきて おり、交渉チームを再編している」と発言。「これが合意に達し得ると いう良いシグナルであることを望む」と語った。

原題:Greece Deal Targeted by Sunday as Tsipras Pushes for Progress(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras、Marcus Bensasson、Rainer Buergin、Birgit Jennen、Eleni Chrepa.

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