テラスカイ、上場初日は買い気配で終了-クラウド導入支援

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クラウドシステムの導入支援などを手掛ける テラスカイが30日、東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した。 朝方から買い気配値を切り上げ、上場初日は公開価格の1700円に対 し2.3倍となる3910円買い気配のまま、結局取引は成立しなかった。

同社は2006年3月の設立で、東京都中央区に本社を置く。10年に NTTソフトウェア、14年に米国のセールスフォース・ドットコムと資 本提携した。顧客関係管理(CRM)ソフトで世界最大の「Salesforce (セールスフォース)」に特化したクラウドインテグレーターとして顧 客企業に対し導入支援、システム構築を行っている。

Salesforceの導入実績は、富士通ゼネラルや小田急バス、昭和シェ ル石油など3月23日時点で1700件以上。また、画面開発プラットフォー ムの「SkyVisualEditor」なども扱う。

16年2月期の連結業績計画は、売上高が前期比41%増の23億400万 円、営業利益が20%増の1億9200万円、1株利益は69円28銭の見込み。 上場に際し公募20万株、オーバーアロットメントによる売り出し3万株 を実施。主幹事は大和証券。

日本アジア証券の清水三津雄エクイティ情報課長は、「米セールス フォースのパートナーである上、大手企業へのシステム構築など実績が しっかりしていて前評判が高かった」と指摘。足元の業績好調に加え、 「セールスフォース買収の話も浮上し、人気に拍車が掛かったのではな いか」と言う。

米セールスフォース・ドットコムは29日、同社への買収提案に対処 するため、財務アドバイザーと協力していることを事情に詳しい複数の 関係者が明らかにした。29日の米国株市場で、セールスフォース株 は12%高と急騰した。

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