ブラジル中銀、政策金利を0.5ポイント引き上げ-物価上昇で

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ブラジル中央銀行は29日の金融政策委員会で 政策金利を0.5ポイント引き上げ、13.25%とすることを決めた。利上げ は5会合連続。来年末までの目標達成に向けて急上昇しているインフレ 率の抑制を目指す。

今回の決定は全会一致で行われ、声明文は前回と同じ表現を踏襲し た。ブルームバーグがエコノミスト61人を対象に実施した調査では53人 が今回の結果を予想する一方、8人が0.25ポイントの利上げを見込んで いた。13.25%の政策金利は2009年1月以来の高水準。

アナリストらはブラジルが今年、過去25年で最も深刻なリセッショ ン(景気後退)に陥ると予測。トンビニ総裁率いる中銀は16年末までに インフレ率を4.5%を中心とする目標まで抑制すると約束しているが、 アナリストはこれを達成できないみている。レアル安や電気・燃料など 政府の統制価格上昇に伴いインフレ圧力が年初以降高まっている。

ボトランチンCTVMのチーフエコノミスト、ロベルト・パドバニ 氏は政策決定発表前の電話取材に対し、「中銀は減速する景気に留意し ているが、インフレ率は16年を通じて高水準にとどまる見通しだ。短期 的にはインフレに集中する必要がある」と述べた。

4月半ばのインフレ率は前年同期比8.22%と3月の7.9%から加速 し、約10年ぶりの高水準に達した。中銀のアナリスト調査では15年 は8.25%上昇が見込まれている。予想通りになれば、4.5%から上下2 ポイントの目標レンジの上限を03年以来で初めて突破することになる。

中銀は声明で、政策決定に当たり「マクロ経済シナリオとインフレ 見通し」を考慮したと説明した。

原題:Brazil Raises Key Rate for Fifth Time as Inflation Quickens (1)(抜粋)

--取材協力:Dominic carey.

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