米実質GDP、1-3月は年率0.2%増-設備投資の減少が響く

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米経済は1-3月(第1四半期)、辛うじて プラス成長を維持するにとどまった。設備投資や輸出が大きく落ち込ん だ。

米商務省の29日発表によると、第1四半期の米実質国内総生産( GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比0.2%増と、前期の2.2% 増から減速。ブルームバーグがまとめたエコノミスト86人の予想の中央 値は1%増だった。

JPモルガン・セキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、 マイケル・フェロリ氏は「4-6月(第2四半期)に向かって進む強い モメンタム(勢い)はない」と指摘。「われわれは米経済が好転すると 予想しているが、GDP統計の一部項目には警戒すべき内容が含まれて いる」と述べた。

固定資本投資は2.5%減と、2009年末以降で最悪のパフォーマン ス。前期は4.5%増だった。

構築物への投資

オフィスビルや工場といった非居住用構築物への投資は23.1%減 と、ここ4年で最大の落ち込み。前期は5.9%増だった。

非居住用構築物への投資減少は、特に石油探査が低調だったことを 反映した。原油価格の大幅下落の余波で、石油会社は予算を削減してい る。油井・油田への投資は48.7%減。前期は8.1%増だった。

機器への投資は0.1%増。前期は0.6%増だった。

貿易赤字は5221億ドルと、前期の4714億ドルから拡大。輸出が減っ た一方、輸入は増えた。貿易赤字のGDPへの寄与度はマイナス1.25ポ イントと、ここ1年で最大のマイナス寄与となった。

州政府・地方自治体の支出は1.5%減と、ここ3年で最大の落ち込 み。連邦政府機関の支出は0.3%増と、低い伸びにとどまった。

経済全体の約7割を占める個人消費は1.9%増と、前期の4.4%増か ら減速。市場予想の中央値は1.7%増だった。個人消費のGDP寄与度 は1.3ポイント。

個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコ アで年率0.9%上昇と、2010年末以降で最も低い伸びにとどまった。

統計の詳細はをご覧ください。

原題:Economy in U.S. Stalls as Business Spending, Exports Slump (1)(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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