ブラジル株:ボベスパ下落、最近の株高に警戒感-ヴァーレ安い

29日のブラジル株式市場では、指標のボベス パ指数が下落。ブラジル経済が減速するなか、5年ぶりの高水準までバ リュエーション(株価評価)を押し上げている最近の株高は行き過ぎと の見方が広がった。鉄鉱石生産のヴァーレが下げの中心となった。

MSCIブラジル指数では、全10業種のうち素材指数のパフォーマ ンスが最も悪かった。ヴァーレが7.9%安。また同社の経営権を握るグ ループに参加する投資会社ブラデスパルは3.8%安と3営業日続落。一 方、食品メーカーのBRFは9%高。利益が予想を上回り、自社株買い 計画を発表したことが買い材料となった。

ボベスパ指数は前日比0.9%安の55325.29で引けた。今月の上昇率 は8.2%に縮小。同指数の予想株価収益率(PER)は24日時点で13.6 倍と、2010年以来の高水準だった。

オラマ・アセット・マネジメントのパートナーとして、2億4000万 レアル(約96億5000万円)の運用に携わるアルバロ・バンデイラ氏は電 話取材に対し、 「ここ数日は大幅に値上がりしており、現在は調整し ている」と指摘。「ブラジル経済に関して言えば、恐らく状況が改善す るのに先立ち、まず悪化すると見込まれる」とコメントした。

原題:Ibovespa Drops With Vale After Valuation Jumps to Five-Year High(抜粋)

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