NZ中銀:金利を刺激的な水準に維持-物価圧力減なら利下げ

更新日時

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は30 日、政策金利を今後も景気刺激的な水準に据え置くとともに、需要の軟 化やインフレ圧力の一段の低下があれば利下げを実施する方針を明らか にした。

NZ中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レート (OCR)を3.5%に据え置いた。

ウィーラー総裁は会合終了後、「金融政策を景気刺激的な状態に維 持する見通しで、現在は利上げを検討していない」と述べた上で、「需 要が軟化し、インフレ目標より低い水準で賃金や価格設定の結果が落ち 着けば、OCRを引き下げることが適切だろう」と指摘した。

原油値下がりを受け、同国の1ー3月(第1四半期)のインフレ率 は前年同期比で15年ぶり低水準となり、トレーダーの間ではNZ中銀が 年内に利下げを実施するとの見方が強まった。同中銀は先月、インフレ 率は2017年まで目標の2%を下回る水準にとどまると予想されるもの の、将来の金利調整は利上げか利下げのどちらかだと表明していた。

ウィーラー総裁は「金融政策はインフレの中期トレンドに重点を置 くことになる」とし、将来の金利調整時期は「貿易セクターと非貿易セ クターの双方でインフレ圧力がどのように推移するかで決まる」と述べ た。

同総裁はまた、「貿易加重ベースで、NZドルは引き続き正当化で きないほど高く、ニュージーランドの長期ファンダメンタルズ(経済の 基礎的諸条件)から見て持続不可能だ」と指摘。「われわれにとって重 要な輸出品価格が下落する一方で、為替レートの上昇は望ましくない」 と語った。

ブルームバーグのエコノミスト16人を対象とした調査では、全員が 金利据え置きを予想していた。29日遅くのクレディ・スイス・グループ 指数によれば、金利スワップ市場は来年4月までの0.23ポイントの利下 げを織り込んでいる。

原題:RBNZ Says Rates to Stay Stimulatory, Would Cut on Weaker Prices(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE