欧州株:今年最大の値下がり、鉱山株安い-輸出銘柄にも売り

29日の欧州株式相場は下落し、指標のストッ クス欧州600指数は昨年12月以来の大幅安となった。ユーロ上昇を受け て、輸出銘柄が下げ幅を拡大した。

ドイツのタイヤメーカー、コンチネンタルと、独自動車メーカーの フォルクスワーゲン(VW)が大きく下げ、自動車関連銘柄は業種別指 数の中で最大の値下がりとなった。ドイツ株の指標であるDAX指数は ここ約1年で最悪の3.2%安となり、この日の西欧市場の主要株価指数 の中で1、2位を争う下げ幅となった。

英アントファガスタとフィンランドのオウトクンプを中心に鉱山株 も下落。四半期決算が売り材料。

ストックス600指数は前日比2.2%安の397.30で終了。年初来上昇率 は16%に縮小した。米経済の1-3月(第1四半期)成長率が辛うじて のプラスにとどまったことも相場下落の要因だった。

ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)で資産運用に携わるピエール・ ムートン氏は「好業績への期待から欧州株は第1四半期にかなり上げて いた」と述べた上で、「決算シーズンに入り、市場のボラティリティが 多少高まったことは驚きではない。相場の一段高を阻止する可能性のあ る一つの要因は、このところのユーロの強さだ。欧州の輸出業者の業績 には、これが悪影響を及ぼすかもしれない。相場が本格的に上昇するに は好調な決算と強い米国経済が必要だ」と付け加えた。

投資家らは米国の利上げ時期を見極めるため、米連邦公開市場委員 会 (FOMC)がこの日の会合後に発表する声明にも注目している。

原題: Europe Stocks Post Biggest Slump of 2015 as Mining Shares Slide(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE