ブラックロック:米利上げで新興市場の「かんしゃく」再発へ

2013年5月に当時のバーナンキ米連邦準備制 度理事会(FRB)議長が量的緩和策の縮小が近いことを示唆し、新興 市場の資産が売り込まれたいわゆる「テーパー・タントラム(かんしゃ く)」から2年。世界最大の資産運用会社、米ブラックロックはかんし ゃくが再発するのは必定と分析する。

ブラックロックによると、米連邦準備制度が利上げに踏み切れ ば、13年5月と全く同様の激しい急落を招きそうだ。当時はバーナンキ 議長の発言をきっかけに新興国の債券相場が一時10%下落し、インド・ ルピーやトルコ・リラなどの通貨が売り込まれた。

ブラックロックの米州債券グループのファンドマネジャー、アマ ー・ビサット氏は「米当局が利上げするたびに新興国市場は重度の緊張 に見舞われる傾向がある。現在の方がうまく備えているとはいえ、それ でも衝撃は大きいだろう」と語った。

米当局は10年ぶりとなる利上げに近づいており、ブルームバーグが 調査したエコノミスト59人のうち約4分の3は、9月の利上げ開始を予 想している。

ブラックロックの主要ファンドの一部で新興市場投資を手掛けるビ サット氏は、米利上げで新興国から多額の資金が流出する可能性はある が、メキシコとポーランド、韓国は「強固なバランスシート」があるた めそうした状況に耐える最良の立場にあると指摘した。

原題:BlackRock Says Brace for Taper Tantrum Redux in Emerging Markets(抜粋)

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