米国株(28日):反発、メルクやIBM高い-FOMCの結果待ち

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28日の米国株式相場は反発。メルクの利益見 通し引き上げやIBMの増配が好感された。米連邦公開市場委員会 (FOMC)はこの日から2日間の日程で始まり、あす声明を発表す る。アップルの下落に伴い、ナスダック100指数は0.2%下げた。

メルクは5%高。通期利益見通しを上方修正した。IBMも上昇。 一方、ツイッターは18%急落。予定より早く引け前に発表された決算で は売上高が予想に届かなかった。アップルも安い。「iPhone(ア イフォーン)」の急成長は続かないとの懸念が強まった。白物家電のワ ールプールも下落。同社は通期見通しを引き下げた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2114.76。ダウ工業株30種 平均は72.17ドル(0.4%)上げて18110.14ドル。ナスダック総合指数 は0.1%下落。小型株で構成するラッセル2000指数は0.5%上昇した。

シマング・キャナル・トラスト(ニューヨーク州エルマイラ)の上 級投資責任者トム・ワース氏は、「決算が大部分の相場を決定してい る」と指摘。「順調な株を見ても、あまり順調でないものも、主に決算 が動かしている」と述べた。

企業決算期の中、利上げのタイミングに関する一段の手掛かりを得 ようと、FOMCの結果にも注目が集まっている。

ブルームバーグが調査したエコノミスト59人中、9月会合まで利上 げは実施されないと予想したのは73%と、3月時点の調査の37%から上 昇した。3月調査では大半が6月か7月の初回利上げを予想していた。

FOMC

FOMC当局者の大半は2015年末までの利上げを見込んでいる。今 月に入って市場予想を下回る経済指標の発表が相次ぐ中、一部当局者は 時期尚早な利上げに慎重な姿勢を示している。

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した4月の消費者 信頼感指数は95.2と、前月の101.4(速報値101.3)から低下。ブルーム バーグが実施したエコノミスト調査の予想中央値は102.2だった。

29日に発表される1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産 (GDP)は前期比1%増と、昨年10-12月(第4四半期)の2.2%増 から減速すると予想されている。

S&P500種の業種別10指数中、9指数が上昇。通信サービス株の 上げが目立った。AT&Tは2.3%上昇し、約2カ月ぶりの高値水準。 ヘルスケア株も高い。メルクが1月以来の大幅上昇となったほか、エト ナは3.2%上げて最高値をつけた。

IBMやマイクロソフトも値上がり。IBMは18%の増配発表が好 感され、6カ月ぶりの高値。マイクロソフトは5カ月ぶり高値をつけ た。

ツイッターは安い

ツイッターは下落。1-3月決算は売上高が予想に届かなかった。 同社は新しいプロダクツの投入や機能向上で利用者増加を図っていた。 同社は引け後に決算発表を予定していたが、金融ニュース・情報サービ ス会社、セレリティが先に報じた。

アップルは1.6%安。一時は1.4%上昇する一方、2.3%下落する場 面もあった。

原題:U.S. Stocks Advance as Merck, IBM Shares Gain Before Fed Meeting(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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