英国:1-3月GDP速報、前期比0.3%増-2012年来の低成長

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英国経済は1-3月(第1四半期)に前期比 で減速し、エコノミスト予想を下回る成長率となった。5月7日に総選 挙を控え、景気回復のかじ取りは与党・保守党が最善と主張するキャメ ロン首相には痛手となる可能性がある。

英政府統計局(ONS)が28日発表した1-3月国内総生産 (GDP)速報値(季節調整済み)は前期比0.3%増。成長率は昨年10 -12月(第4四半期)の0.6%を下回り、2012年10-12月以来の低水 準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では0.5%増 が見込まれていた。

世論調査によれば、自由民主党と連立政権を組む保守党の支持率 は、野党・労働党と互角で、いずれの政党も総選挙で過半数を得られな い状況を示唆している。

IHSグローバル・インサイト(ロンドン)のエコノミスト、ハワ ード・アーチャー氏は統計発表前、「投票先を決めかねている多くの有 権者が最終的には経済運営を手掛かりに票を投じてくれると保守党や自 由民主党が期待していることを考えると、成長減速は大変歓迎されない ニュースだろう」と指摘。その上で、「持続可能な政権」が発足し「政 治をめぐる不透明感が薄れれば」成長率は再び上がるとも予想した。

ポンドの対ドル相場は統計発表後に下落。ロンドン時間午前9時33 分(日本時間午後5時33分)現在、0.3%安の1ポンド=1.5191ドルで 取引されている。

原題:U.K. Growth Slows More Than Forecast in Blow to Cameron (1)(抜粋)

--取材協力:Mark Evans.

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