欧州債:ギリシャ債上昇、チプラス首相が妥協に前向き姿勢示す

28日の欧州債市場ではギリシャ国債が上昇 し、2年債の価格は約1カ月ぶり高水準に達した。債権者との協議で妥 協を求める世論が強まる中、ギリシャ政府が行き詰まりを打破しようと 取り組みを再開していることが背景にある。

2年債の利回りは約1カ月ぶりの低水準に近づいた。チプラス首相 は27日遅くのスターTVとのインタビューで、債権者側との合意が緊縮 策を終わらせるという自身の選挙公約に沿わない内容になれば、それを 承認する是非について有権者に問い掛ける可能性があると言明、妥協に 前向きな姿勢を示唆した。

サンライズ・ブローカーズ(ロンドン)のストラテジスト、ジャン ルカ・ジグリオ氏は「ギリシャ側が最近取る言動は、もっと協力的にな って合意成立に持ち込みたい意向を示唆している」とし、「個人的には 引き続き警戒するが、市場ではプラスに受け止められている」と語っ た。

ロンドン時間午後4時45分現在、ギリシャ2年債(表面利 率3.375%、2017年7月償還)価格は前日比2.505上げ71.88。これは終 値としては3月25日以降の高値。

利回りは196ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の20.36%。最後に20%を割り込んだのは3月27日だった。今月22日に は30.05%と、債務再編のあった2012年以来の高水準に達した。

ギリシャで先週末に発表された2つの世論調査は、ユーロ圏諸国や 国際通貨基金(IMF)との協議で政府が取る対決姿勢への支持が引き 続き低下している状況を示した。プロト・テマ紙が調査会社アルコに委 託した調査では、ギリシャの要求が債権者側に拒否されても政府は妥協 すべきだとの回答が半数を超えた。

一方、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの0.16%だった。

原題:Greek Notes Rise to 1-Month High on Willingness to End Deadlock(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE