割高な為替ヘッジに企業は消極的-インドネシアのジレンマ

インドネシア企業は自衛手段として通貨ルピ アの相場変動に伴うリスクの回避を促されているが、アジアで最も不安 定な同国通貨はヘッジコストが最も高く、ジレンマに陥っている。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ルピアの1カ月物オン ショアインプライドイールドは9日、13.05%に上昇し、2010年以来の 高水準となった。同イールドは、企業が為替ヘッジする際に活用するフ ォワードの価格形成に使われる金利・相場変動見通しの指標。27日に は8.76%に低下したが、マレーシア・リンギットの3.54%やフィリピ ン・ペソの2.51%を上回る。

金融市場協会ACIのインドネシア部門幹部ブランコ・ウィンドエ 氏は17日、ジャカルタにある同氏の事務所でインタビューに答え「ヘッ ジコストが非常に高い。ヘッジを行わず、ヘッジコストとなる9%程度 を利益として計上した方が企業にとってはやりやすい。誰もヘッジを望 まず、それが不必要なボラティリティ(変動性)を生み出している」と 指摘した。

ジョコ・ウィドド大統領が過去4年間、成長が鈍化している国内経 済の下支えを目指す中で、ヘッジを義務付ける2013年の規定に対する国 有企業の消極的な姿勢がインドネシアのリスクを高めている。

原題:Currency Hedge Catch-22 Confounds Indonesia as Rupiah Swings(抜粋)

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