スキーヤーへの恵みの雪、夏季に電力実需業者にも恩恵-北欧

ノルウェーとスウェーデンでは昨冬、ここ6 年で最も降雪量が多かった。大雪の恩恵を受けたのはスキーヤーだけで はなかった。

気温上昇で雪が解けてダムや河川の水量が増し、この地域の電力の 半分以上を供給する水力発電所のタービンをフル回転させている。エネ ルギーサービスを供給するスウェーデンのスカンデムの電力マネジャ ー、エリク・ベリストローム氏は、降雨の多い天候が続けば電力価格は 7月に50%余り下げ3年ぶりの安値水準となる可能性が高いと予想す る。

スウェーデンで昨年、風力発電が過去最大の伸びを示したことに加 え、5月の雪解けにより世界最古の電力市場である北欧で供給過剰が膨 らむ見通しだ。電力価格下落は、ノルウェーのアルミニウム製錬会社ノ ルスク・ハイドロやフィンランドの製紙会社UPMキンメネなどエネル ギー集約型産業に有利に働く一方、スウェーデンのバッテンフォールな どの電力会社は1986年以来となる需要低下に見舞われている。

シェパード・エナジー(ストックホルム)の電力トレーダー、マテ ィアス・ヘルベルグ氏は20日の電話インタビューで、「私もノルウェー でスキーをしたが雪が多かった。その雪はいずれ解ける。対処するのは 非常に困難で風力発電による電力も供給されるためスポット価格はかな り下落するだろう」と述べた。

ノルウェー水資源エネルギー庁によれば、同国の一部の山岳地帯で はまだ雪が最大3メートル積もっている。

原題:Skiers’ Joy Melts Into Summer Slump for Nordic Power Buyers (2)(抜粋)

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