鉄鉱石価格、上昇続くとの見方も-モルガンSはピーク予想

大手鉄鉱石生産会社が増産ペースを一層鈍化 させ高コスト鉱山での減産を開始すれば、鉄鉱石の強気相場が続く可能 性があるとの見方を、ブラジルのヴァーレの元世界セールス担当ディレ クター、マイケル・チュー氏が示した。

香港の取引会社ミレニア・リソーシズ(香港)の社長を務めるチュ ー氏は27日の電話インタビューで、鉄鉱石価格が今年、1トン当たり平 均60-70ドルに上昇する可能性が高いとの見方を示した。年初来の平均 は59.82ドルで、今月2日には47.08ドルに下落した。2011年に付けた過 去最高値からは69%下げている。米モルガン・スタンレーは27日、価格 が向こう数週間以内にピークに達するとの見通しを示している。

オーストラリア・英系BHPビリトンが豪州での生産拡大ペースを 緩めるとの見通しを示し、一部のより規模の小さい供給会社が鉱山の操 業を停止したことを受け、鉄鉱石価格は24日に強気相場入りした。

チュー氏は大手4社のヴァーレやBHP、英豪系リオ・ティント・ グループ、豪フォーテスキュー・メタルズ・グループについて、「市場 は主にビッグフォーによって支配されている。1社のみが少し行動した だけで大きな影響を及ぼす」と指摘。「私が鉱山会社なら、われわれの 責任は鉄鋼業界の需要を満たすことだと主張するだろう。増産する必要 はなく、減産することも望まない」と述べた。

原題:Iron Ore Bull Rally May Last for Zhu as Morgan Stanley Sees Peak(抜粋)

--取材協力:Phoebe Sedgman.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE