ドイツ銀:19兆円投資銀レバレッジ圧縮、7-10カ国から撤退へ

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ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行は、収益 率回復のために年間経費をさらに35億ユーロ(約4500億円)削減する一 方、リテール(小口金融)部門ポストバンクへの出資比率を引き下げ、 証券部門を縮小する計画を明らかにした。

ドイツ銀は27日の発表文で、中期的に有形株主資本利益率10%以上 の達成を目指す方針を表明。2020年までに業務展開する国・地域の数を 最大15%減らす。アンシュー・ジェイン、ユルゲン・フィッチェン両共 同最高経営責任者(CEO)は、従来の収益率目標を達成できない状況 を受けて、CEO就任以来最も大掛かりな経営戦略見直しを断行する。

同行は金利やクレジット、ヘッジファンド向けサービス部門の最適 化に加えて、デリバティブ(金融派生商品)やレポ関連業務の縮小を通 じて、18年までに投資銀行のレバレッジを1500億ユーロ(約19兆4000億 円)相当圧縮する。また16年末までに実施するポストバンクの新規株式 公開(IPO)に先立ち、ポストバンクの未保有株の買い付けを行う予 定。

さらに営業する70カ国のうち7-10カ国から撤退する一方、富裕層 向けを含む資産運用およびトランザクションバンキング部門に15億ユー ロ余りの投資を行う計画だ。

ジェイン、フィッチェン両CEOは「われわれは顧客中心であり続 ける一方、相互に魅力的な顧客関係への絞り込みを一層鮮明にする必要 がある。グローバルであり続けるが地理的重点を絞り、ユニバーサルで あり続けるが万人向けにあらゆるサービス提供を目指すことを避けるべ きだ」とコメントした。

ドイツ銀行は中期的に利益の少なくとも半分の配当を目指す方針を 明らかにしたが、詳細は説明しなかった。

原題:Deutsche Bank to Cut $3.8 Billion Costs in Strategic Shift (1)(抜粋)

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