米アップル:1-3月は増収増益、iPhone好調-増配発表

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米アップルの1-3月(第2四半期)決算は 前年同期比33%増益となった。「iPhone(アイフォーン)」に対 する旺盛な需要や中国での販売の伸びが寄与した。同社は株主への還元 策を700億ドル(約8兆3360億円)増額した。

27日の発表資料によると、純利益は136億ドル(1株当たり2.33ド ル)。売上高は27%増加し580億ドル。ブルームバーグの集計したアナ リスト予想平均は、1株利益2.16ドル、売上高560億ドルだった。中国 の春節(旧正月)期間の需要に支えられ、大中華圏でのアイフォーン販 売は初めて米国を抜いた。

大画面の「アイフォーン6」と「6プラス」の需要が好調で、アッ プルの通期利益は2012年以来の高水準となるペースにある。同社は4- 6月(第3四半期)の売上高がアナリスト予想を上回る見通しも示して おり、アイフォーン需要の持続性や先週販売を開始した「アップルウオ ッチ」への楽観的見方を示唆した。

アップルの株価は時間外取引で一時1.5%上昇。通常取引終値は前 週末比1.8%高の132.65ドル。

アイフォーンの販売台数は40%増の6120万台と、ブルームバーグが 集計したアナリスト予想平均5810万台を上回った。大中華圏の総売上高 は71%増加し168億ドル。

ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はインタビューで「中 国での当社の前進は目覚しく、中国で大規模な投資を継続する」と述 べ、「中国での成長率は世界の大部分よりも著しく高い」と指摘。季節 性があるため、アイフォーンの中国販売が四半期ベースで毎回、米国を 上回ることはないだろうと述べた上で、長期的にはそうした結論に達す る可能性は確かにあると語った。

アップルは4-6月期もこの勢いが続く見通しを示し、売上高 を460億-480億ドルと予想した。前年同期は374億ドルだった。粗利益 率は38.5-39.5%となる見通しで、前年同期は39.4%だった。アナリス ト予想平均では売上高は26%増の470億ドル、粗利益率は39.5%と見込 まれていた。

アップルウオッチ

時計型端末「アップルウオッチ」など新製品への投資家の期待が再 燃し、同社株は今年、最高値を付けている。マエストリCFOは「ウオ ッチに対する顧客の反応は素晴らしい。供給面で追い付けるよう懸命に 取り組んでいる」と述べ、今四半期末までに需給バランスが取れる状態 を目指していると説明した。

3月末時点の現金預金および有価証券の残高は1935億ドルに増加し た。同社は株主還元策を拡大し、自社株買いを500億ドル増額して1400 億ドルとするほか、11%の増配も実施する計画を明らかにした。

四半期配当は1株52セントとし、5月11日の取引終了時点の株主に 対して同月14日に支払いを開始する。同社は12年8月から15年3月まで に1120億ドル余りを株主に還元した。

パソコンの「マック」の売上高は456万台と、10%増加した。新製 品の投入が寄与した。アナリスト予想は470万台だった。

一方、タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売は5四半 期連続で前年同期の水準を下回り、23%減の1260万台。アナリスト予想 は17%減だった。

原題:Apple’s Newest IPhones Fuel Second-Quarter Sales, Profit (1)(抜粋)

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