米国債:2年債下落、入札が低調-FOMC会合控え

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27日の米国債市場では償還期限の短い国債が 3営業日ぶりに下落した。午後に実施された2年債入札(260億ドル) では、落札全体に占めるプライマリーディーラー(政府証券公認ディー ラー)の比率が年初来で最も高かった。

今回の入札の評価には5段階中の「3」が付与された。評価は1が 最低で、5が最高。今週は2年債から7年債まで4種類計1050億ドルの 入札が実施される。米連邦公開市場委員会(FOMC)は28-29日に会 合を開く。

ジェフリーズの政府債エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏(ニ ューヨーク在勤)は「国債相場が上向く可能性はあまりないようだ。そ れが入札にも表れている」と述べ、「FOMC会合が今週開催されるこ とも入札にとって障害となった」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、2年債利回りは前営業日から1ベーシスポイント(b p、1 bp=0.01%)上げて0.52%。同年債の価格(表面利率0.5%、 償還期限2017年3月)は1/32下落し99 31/32。10年債利回りは1bp上 昇して1.92%。

2年債入札結果

財務省が実施した2年債入札の結果によると、最高落札利回り は0.54%。ブルームバーグがまとめた入札直前の市場予想は0.542%だ った。

外国中央銀行を含む間接入札者の落札に占める割合は38.1%。前月 の45.7%を下回った。プライマリーディーラー以外の直接入札者の落札 比率は14.6%と、3月時の18.3%から低下した。

プライマリーディーラーは47.3%と、昨年12月以降で最も高い比率 だった。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.30倍と、前月の3.46倍を下 回った。

米金融当局の動向を見極めようとする投資家らは、強弱が混在した 経済統計に見方を左右されている。3月の米雇用統計では約1年ぶりに 雇用者の増加幅が20万人を下回った。その一方でブルームバーグがまと めたエコノミスト予想によると、今年の実質国内総生産(GDP) は2.8%増と、2005年以来の高い成長が見込まれている。今週はGDP のほか住宅統計、個人支出統計が発表される。

債券相場の動向からは今後5年間でインフレ上昇率が平均年 間1.71%に加速することが示唆された。インフレ加速は利上げの根拠と なる傾向がある。

金融政策当局者らからは初回利上げの時期についてさまざまな発言 が出ているが、ブルームバーグがまとめた最新の調査によると、エコノ ミストの大半は9月の利上げを見込んでいる。前月は6月利上げが有力 な見方だった。

原題:Two-Year Treasuries Drop as U.S. Sells Debt Amid Fed Rate Wagers(抜粋)

--取材協力:Lukanyo Mnyanda.

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